田中成和のブログ

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SL理論はマネジメントで特にリーダーシップで活用できる理論です

JDR.株式会社の田中成和です。
マネジメント理論について紹介します。

SL理論はSituationalーLeadership理論の頭文字をから命名されたものであり、状況適合リーダーシップ理論と言われています。
ハーシーとブランチャートが提唱したもので、部下の業務習熟度に注目し、それによって援助的と指示的を使い分けての4つの象限で分類しています。

その分類は、まず最初が指示型リーダーシップと言われるもので、具体的な指示を一つ一つ行い、仕事の管理もきめ細かに行うものになります。
入社したばかりの新人など仕事に不慣れな人や成熟度が低い人に対して行うスタイルとなっています。

2番目がコーチ型リーダーシップで、リーダーの考え方などを部下がきちんと説明して、理解させることを主眼としています。
ある程度成熟した部下に対する対応であり、部下自身の考えも尊重し、自律的自発的に仕事を進める能力を伸ばすために必要なスタイルとなります。

3番目は援助型リーダーシップで、部下とじっくり相談し、考えなどを共有し、業務を推進するスタイルです。
どちらかと言えば、上司はサポート役に徹して、部下の自由裁量の余地を多くします。権限委譲なども大幅に行います。

最後はさらに進んで委任型リーダーシップであり、この段階では業務遂行を部下にほとんど任せるというスタイルです。
これらはマネジメントを展開する上で、成果を出すだけでなく、人を育てるという観点で有用であるとされています。

JDR.株式会社 代表取締役
田中成和