田中成和のブログ

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人事マネジメントの評価に役立つオーバーオールレイティング法

JDR.株式会社の田中成和です。
マネジメント理論について紹介します。

オーバーオールレイティング法は人事の評価をする際に相対的に考課する方法です。
人事考課をする時にわかりやすい指標として職種や職位等の評価項目をもって、判断していくのが一般的となっています。

人事マネジメントをする際には最もわかりやすいのですが、職種が異なる人を比較した場合に実際の評価に差が出たり、妥当性に欠いてしまうことも少なくはないのです。
オーバーオールレイティング法は職種や職位を超えて、共通な項目を設けて評価をするので、異業種の人材を比較する場合にわかりやすい指標となっています。

ただオーバーオールレイティング法のみで評価をした場合、共通な項目のみだと細かい評価ができず、評価の根拠がはっきりしづらいというデメリットも生じてしまう事もあり積極的にオーバーオールレイティング法のみとする企業は多くはない。
人事考課をする上では有効な手段ではあるので、オーバーオールレイティング法と従来の職種や職の評価項目を合わせて行っている企業が多くなっています。

オーバーオールレイティング法を、正しい評価をしていくには、共通項目をしっかりと見極め、どの職種や職位の人を評価しても適切なものであるように考えて項目を選択する事が重要です。

JDR.株式会社 代表取締役
田中成和