経営に大切なAQ(逆境指数)のマネジメント理論
JDR.株式会社の田中成和です。
マネジメント理論について紹介します。
従来から人の能力を評価する指数として、「IQ」が使用されてきました。
IQ100といえば、ごく普通の能力の人、天才と呼ばれるひとはIQ150とかIQ200もある人もいます。
これは誰でもご存知の指数ですが、IQが高い人材が必ずしも企業経営に役立つとはいえません。
知能が優れていても、人間的に信頼できない人もいますからね。
そこで新たに「EQ」という心の知能指数も評価される様になりました。
いわゆる感情をコントロールできる能力。
すぐかっとなって失敗する人は多くいるので、物事や現状を冷静に判断できる人がマネジメントに向いています。
そして現在は、「AQ」という指数が使われます。
これは逆境指数といい、起こりえる逆境に対していかに臨機応変に対応ができるかを表します。
これは5つのレベルで表されます。
レベル1は「エスケープ」といい逆境に逃げ出してしまう。
レベル2は「サバイブ」といいなんとか生存するレベルです。
レベル3は「コープ」といいただ単に対処をするだけです。
レベル4の「マネージ」となると逆境を管理し解決しようとします。
レベル5の「ハーネス」に達すると逆境にあっても、自分を滋養(ハーネス)しその逆境を栄養にしてさらに成長ができるレベルです。
現代は変化が激しい時代で、個人・企業ともに何度も逆境に襲われる時代。
「AQ」が高い人材が益々求められることでしょう。