田中成和のブログ

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情意考課は企業を存続させるための効果的なマネジメント方法

JDR.株式会社の田中成和です。
マネジメント理論について紹介します。

情意考課(じょういこうか)とは、従業員の考え方を考課の中で重要視する考え方です。
近年企業ではこれまでの年功序列からの脱却の方法として、成果主義での評価を非常に重視してきた傾向があります。

しかし、成果主義による考え方では結果さえ出せばそのプロセスは問わないと言う独りよがりな社員が増えることを助長する傾向があるほか、企業の社員のベクトルが揃わないと言う問題を抱えることも少なくありませんでした。
そのため、近年では企業風土に一致した考え方や仕事の進め方を行う従業員を高く評価する情意考課が注目されています。

情意考課は成果主義と異なり、すぐに結果が出る方法ではありません。
企業を長期的に存続し、反映させるためには現代社会の中ではビジネスベクトルを合わせた上で企業風土を現実的に維持していく仕組みが求められることになります。

短期的には高い成果を上げることができない場合でも、企業の風土と方向性を十分に理解し、これに沿って仕事を進めることができる社員を求めることが現代の企業では重要視される傾向が強くなり、そのため多くの企業で情意考課でのマネジメントが重視されています。

JDR.株式会社 代表取締役
田中成和