田中成和のブログ

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人事マネジメントにおけるジュニアボード制度について

JDR.株式会社の田中成和です。
マネジメント理論について紹介します。

マネジメント理論におけるジュニアボード制度とは、若手社員や中堅社員が中心となって擬似的な経営委員会を設置し、経営課題の調査・検討・提案などを行う制度です。
社員は経営参画意識が高められ、経営陣は若手の斬新な意見を経営に反映させられたり、将来の経営幹部や後継者を育成できるというメリットがあります。

そして、このジュニアボード制度の成功には、経営陣の真摯な態度が不可欠です。提言しても、現実性がないと一蹴してしまえば、若手のモチベーションは低下してしまいますし、制度自体の形骸化にもつながるからです。
また、結果を急がずに長い目で見ることも、成功のカギとなります。

ジュニアボード制度は、1930年代のアメリカの香辛料会社に端を発しますが、最近ではユニ・チャーム横河電機日本総研など、多くの企業で導入されています。
特にベネフィット・ワンは、2005年度からジュニアボード制度を導入し、2008年度にはジュニアボード主導で社内報を発行しています。

その結果、希薄化した社員間のつながりを改善することに成功しています。

JDR.株式会社 代表取締役
田中成和