田中成和のブログ

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マネジメントにおけるゴーレム効果と注意点

JDR.株式会社の田中成和です。
マネジメント理論について紹介します。

ゴーレム効果は、もともと教師と生徒との関係のものであり、教師の期待度が低い生徒は結果として成績が下がるという理論でした。
しかしマネジメントの世界においても、上司と部下の関係に応用されています。

そのため、上司は部下に対して、ゴーレム効果に陥らせないように注意する必要があります。
まず、ネガティブな評価のみを伝えないことです。

たとえ相手を思ってのことであっても、ネガティブな評価や言動を繰り返していると、部下は委縮してしまいます。
悪い部分だけでなく良かった部分もしっかりと指摘して、バランスを取らなくてはなりません。

また、挽回のチャンスを与えることも重要です。
これを怠ると、部下の自己評価が悪いままになってしまい、さらなるゴーレム効果を引き起こします。

しかし汚名挽回のチャンスがあれば、部下のモチベーションを高めることもできます。
そして、褒めることも大切。

仕事ができた部下を正しく褒めれば、信頼を高めることにもつながり、注意や批判もポジティブに受け止めてくれます。
もちろん褒めすぎは禁物ですので、褒めるタイミングがポイントとなります。

JDR.株式会社 代表取締役
田中成和