田中成和のブログ

お気軽にフォローしてください。

キャリアアンカーを見極めることでマネジメントを成功させる

JDR.株式会社の田中成和です。
マネジメント理論について紹介します。

同じ方向を向くことを求められていた日本社会で、キャリアアンカーと言う考え方が注目されています。
キャリアアンカーとは、個人がキャリアを選択する場面になった時に、自分にとって大切なもの、重要視したいもの、犠牲にしたくないものなどの価値観や動機、スキルなどのことです。

言い換えれば、人生を歩む上での支えやよりどころとなる錨のようなものになりますので、生涯にわたってその人の重要な決定に影響を与えます。
キャリアアンカーはあくまで個人の価値観ですが、会社組織のマネジメントでキャリアアンカーを考慮すると、適材適所に人員配置ができるなどのメリットが出てきます。

さらに、一人一人の特性に合わせた研修制度を実施することで、優秀な人材の流失を避けることにもつながります。
特に最近では、自分のキャリアを会社任せにせず、自ら主体的に構築することをめざし、積極的に転職することが多い時代です。

また、給与や勤務時間など、数字に表れないやりがいやチャレンジを重視する人材も増えています。
会社に合わせることを求めるだけでなく、会社が個人個人の方を向き、その人それぞれの強みを把握し、仕事の現状を見極め、やりがいのある業務の提供に努めるなどの努力が必要になってきています。

JDR.株式会社 代表取締役
田中成和