田中成和のブログ

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第三者割当増資について

JDR.株式会社の田中成和です。
三者割当増資とは、外部から資金調達を行う方法の1つです。

新たに発行した株式を特定の第三者に引き受けてもらうことで資金を調達します。
新規の株式を引き受ける側は、発行される株式数や株価に応じた出資を行うものです。

全く知らない第三者というわけではなく、銀行などの金融機関や取引先の役員、ベンチャーキャピタルといった元々関わりが深い相手が引き受けるのが一般的です。
また第三者割当増資は割当先との関係を強化する目的もあります。

新株を割り当てられた法人や個人は一定の議決権が与えられるので、権限が強くなるからです。
経営が悪化したために再建を目指す目的で第三者割当増資が行われることもあります。

資金調達の方法には公募増資などもありますが、その場合には株式の引受先に違いがあります。
特定の第三者に株式を引き受けてもらう第三者割当増資に対して、公募増資の場合には不特定多数の投資家を対象としています。
三者割当増資の方が必要な手続きが少なく、比較的短い期間で資金を調達しやすいのもメリットです。

JDR.株式会社 代表取締役
田中成和