田中成和のブログ

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エビングハウスの忘却曲線から見るマネジメント理論

JDR.株式会社の田中成和です。
マネジメント理論について紹介します。

人間の記憶は曖昧なものであり、時が過ぎると共に完全に忘れてしまったり、何となく覚えているが詳細が思い出せないというケースがあります。
それを表わしたものがドイツの心理学者エビングハウスが提唱している、エビングハウス忘却曲線です。

エビングハウス忘却曲線で行われた実験では無意味な音節を記憶して、時間経過によってどれだけ忘れてしまうのかを調査しました。
直後には100%の人が記憶していましたが、20分後には58%、1時間後には44%、そして31日後には21%と減少していきます。

その実験を元に導き出された結論は、その人にとって重要なものは記憶に残りやすく、重要ではないと思ったものは忘れやすくなるほか、1度に多くの物事を覚えるよりも数回に分けたほうが能率があがるというものでした。
このエビングハウス忘却曲線はマネジメント理論にも応用され、例えば研修であればそこで学ぶことが仕事をする上で重要であると印象付けるのをはじめ、定期的に再研修をするなどして繰り返し復習することで知識を記憶の中に深く刻み込んでスキルを高めていきます。

JDR.株式会社 代表取締役
田中成和